2010/05/30

五月祭 2 日目

こんばんは、竹井です。五月祭も無事におわりまして、地上の喧騒から地下の楽園に帰ってきました。

と、ここで大ニュースがありまして、実は今日の五月祭 2 日目、なんと何もしないはずだった情報科学科でも出し物をしていた有志がいたのでありました! その名も「東大地下を這い出たギークたち'08」という、なんともアヤシゲな雰囲気をかもし出すバンド名。実はこれ、地下、つまりわれわれがいる学生控え室というのは、4 年生の秋になると自動的に各研究室に配属されて、地面よりも高いところ (建物の 3F だとか 4F だとか)、つまり天空に位置する研究室の学生部屋へと移っていくわけでして、去年そうやって地下から地上へと旅立ってゆかれた私どもの諸先輩方のバンドだったのです。まぁこんな感じ↓

バンドの演奏中は、さすがに IS らしく、同じ 2008 の plus7 さんという方が Web カメラで中継してて、14 人がブロードキャスト中継を見ていたらしいです。なおこのバンド、3 人しかおらず、よく見るとドラムと思しき人がいない。いや、よく見なくてもドラムがいない。代わりにあるのは、「ドラマー」と手書きの紙が張ってある Mac のラップトップが。

実は、このボーカルをやってる Mekajiki さんという方が、無類の Apple 好きらしいのですが、こいつからドラムの音を吐かせていたようです。なので曲の始まるときにこうやってポチッとなをする必要があったみたい(笑)

というわけで、来年はわれわれ 2009 年代が引き継ぐべく、バンドをやりたいと思っています。考えたらわれわれの代、ギター、キーボード、サックス、チェロ、トランペット、ファゴット、ピアノ、合唱、指揮者とかなんだかいろいろできる人間がいるみたいですよ(笑) とりあえずこれらを全部ごちゃまぜにしてバンドを組んだら面白いことになりそう。だが! やはりドラムはいなかった・・・。もういっそ僕がドラムを始めてみようかしら・・・。


おまけ: 最近、東大でもわりと残念な集団が神出鬼没にいろんなところでお目にかかれるようですが、総合図書館前ではこんな人たちが踊ってました・・・。企画名は「【東大生に】さんすう教室【踊らせてみた】」 ざっと 30 人程度でしょうか。衣装代もバカにならんでしょうな、、、ご苦労様でした。

2010/05/29

五月祭 1 日目

こんにちは、竹井 悠人です。五月祭一日目、結局のところ何だかんだ言って色々と楽しんできました。実は僕自身、去年までの 3 年間はずっと所属している音楽部合唱団の屋台に詰めていて、文化祭らしく友達と企画や展示を見て回ったことが一切なかったのです。そして何より、中高は文化祭というものにそもそも参加した記憶が一切ないという・・・、というわけで僕にとっては非常に新鮮な一日でありました。

えー、というわけで、今日の後半は僕の高校時代の友人と一緒に回りまして、彼の日記のほうがより秀逸にまとまっているので、リンクを張ってしまいます、悪しからず。
東京大学第83回五月祭 @ 雪明りの光合成。 (写真いっぱい)

ちなみに、この記事に出てくる折り紙サークル Orist は、わが班の金沢君が立ち上げたサークルらしいですよ。FPU の高速化に貢献した数学力もさることながら、彼の手先の器用さも侮れないようです。。。

五月祭

おはようございます、班長の竹井です。今日は CPU 実験とはまったく関係ない記事ですが、とりあえず宣伝しておきます。

今週末、つまり今日と明日は東京大学の本郷キャンパスで、五月祭という文化祭をやっております。毎年、いろんな大学の学生や受験生たちなどが訪れ、一般には「勉強ができる」という誤解で認知されている東大生が、実は如何にアホかという企画 初夏の青々とした銀杏に囲まれ建物のレンガには生命力豊かな蔦が絡んでいるアカデミックな雰囲気の中で、如何に社会を支える研究をしてきたかを発表する企画の数々を見ることができます。

ここまでネタを振っておいて残念なお知らせですが、
われわれ情報科学科は何もしません。
何も!

いえ、強いていうなれば、いつもどおり陰湿で澱んだ空気たちこめる地下室で怪しげなプログラムを書いていることでしょう。それを展示すればよい、という考えも無きにしも非ずでしたが、さすがに世間に情報科学の重要性を説くことなく、誤ってプログラマたちの暗い暗い暗黒かつ邪悪なイメージを植えつけることがなきよう自重したのでありました。

というわけで、五月祭は東京大学の本郷キャンパスで今日明日、みんな来てね!

2010/05/25

cpu実験最後の3ヶ月 その3

こんにちは。team C#の花元です。班長の竹井くんと一緒に書いています。

時は3月12日、僕は某駅のホームに立っていました。この日から朝のラッシュ時における駅員補助のバイトをすることにしたのです。発表まで時間が少なく、またハードウェア班の4人のうち2人が失踪してしまうという事態に、僕はほぼCPUの完成を諦めていました。しかし、大好きな電車に関われる喜びで、すこしやる気が回復することに。バイトが終わり次第すぐ大学に直行しました。

幸いなことに、エミュレータ係の新井くんがハードウェアデバッグのお手伝いをしに大学に来てくれました。彼が持ってきたのは三角関数のテストコード。これが動けば(浮動小数点数の)四則演算が正しく動くことが証明されます。…が(当然のごとく)動きません。検証の結果、そもそも(浮動小数点数の)足し算がうまくいっていないことが判明。単体テストは通っているはずだし制御機構も間違っていないようだし…半日掛けて原因がわかりました。

ファイル名が違っていた

fp_adderをfp_addと書き間違えていました。…あまりのポンコツっぷりに皆脱力してこの日のデバッグは終了しました。

2010/05/24

cpu実験最後の3ヶ月 その2

こんにちは。team C#の花元です。気ままに書いているので更新は不定期ですが気ままにお読みください。

試験後から3月初旬にかけてはずっとコンパイラのデバッグをやっていました。ハードウェア班の僕はCPUでフィボナッチ以上のことがやれるかどうか検証しようとしました。ところが、僕のマシンでアセンブラが正常に動作せず諦めました。今思うとこれは大変な失策でした。後に判明するのですが、この時点で我が班のCPUは整数の足し算と引き算ぐらいしかまともに動かなかったのです。

この時期最も頑張っていたのはコンパイラ係の竹井くん…ではなくてエミュレータ係の新井くんでした。新井くんのが必死でデバッグしている横で、僕と竹井くんが麻雀をやっていたなんてこともあった気が。よくそれで班が崩壊しなかったなーと思います。

そんな彼らの努力により3月10日にプログラムがエミュレータ上で動作。実験発表は3月16日。コンパイラのデバッグに1ヶ月かかったのに、ハードウェアのデバッグが6日で終わるのか?そんな疑問を抱えながら作業はハードウェアのデバッグに突入することになります。(cpu実験最後の3ヶ月 その3へ続く)

2010/05/23

4 年生になりました

こんにちは、そしてお久しぶりです。無事に理学部 情報科学科で 4 年生になった竹井です。気づけば CPU 実験も終わり、新しい 3 年生たちも加わり、われわれの学生控え室もにぎやかになっていました。

今年の 3 年生たちは、僕たちの代とは違って非常にマジメなので、もういろいろと CPU 実験のことを打ち合わせしだしているようで、この拙い拙い日記をたどって僕たちの過去の修羅場を見ているみたいなのですが(笑)、記事の更新がストップしてるので、なんだか寂しいと言われてしまいました。そういうわけで、ちょっとずつ、もうすこし役に立つ記事を提供しようということで、折を見てまた更新を再開しようかと思ってます。

ちなみに近況報告をしますと、4 年になった僕らは、この夏学期、各研究室の巡回 (情報科学演習 3 という科目) がありまして、3 つの研究室をまわって各研究室の中で課題を遂行する、ということをしています。C# 班のメンバも行き先がバラバラなのですが、コンパイラ係と班長を担当していたわたし竹井は最初、細谷研究室というところに行ってきました。脳科学の仕組みを情報科学に落とすようなことをしているところです。ハードウェアを担当していた花元は平木研究室GPU 向けの CUDA を研究していたそうです。他には高機能なシミュレータを作ってくれた新井はソフトウェア全般を扱う米澤研究室へ、数学を駆使して浮動小数点処理装置を最適化していた金沢は並列数値解析などを扱う須田研究室へ、グラフィックに強い岡原は CG 全般で日本をリードしてる西田研究室へ、Apple を愛して止まない梶原は UI を扱う五十嵐研究室などなど、見事なまでに全員がバラバラです(笑) まぁでも、結構みんななんだかんだ言って、ちゃんと自分にあったテーマを選んでるんじゃないでしょうか。

ではでは、ぼちぼちまだ更新を不定期ながらはじめると思うので、どうぞよろしく。竹井 悠人がお送りしましたー。