2010/03/17

cpu実験最後の3ヶ月 その1

こんにちは。team C#の花元です。お久しぶりです。皆様いかがお過ごしでしょうか。

とりあえず、更新が滞った1月からの話をすると、新年、team C#はキューバ危機的な何かに陥っていました。これまでの方針では、教科書通りのcpu(1stアーキテクチャ)を完成させた後、班独自のcpu(2ndアーキテクチャ)を作るという計画だったのですが、コンパイラ係兼班長の竹井くんが突然未完成の1stアーキテクチャの破棄及び2ndアーキテクチャによるcpu作成をエミュレータ係とハードウェア係に指示してきたのです。これにエミュレータ係とハードウェア係は猛反発。team C#は新年早々瓦解の危機(?)を迎えることになります。

ハードウェア係の僕は結局どうしたかというと、班長の指示に従う事にしました。これで動かなかったら班長を全力でdisってやろうと胸に抱きつつ。理由は幾つかあって、1stアーキテクチャはその時1ヶ月程度原因不明のバグ(後に実に下らない原因であることが分かるのですが)に悩まされ続けていて埒があきそうにないこと、ハードウェアのバグ取りにはコンパイラ係によるテストコードの作成が必要不可欠で対立するととても動きそうにないこと、コンパイラ係は1stアーキテクチャでの仕事を完成させていて動かなくても単位は来そうなことが挙げられました。うーん、立場が弱い。

エミュレータ係も仕方なく2ndアーキテクチャへの移行に了承します。こうしてteam C#は瓦解の危機から脱することができました。と言っても当然のことながら毎週の進捗報告で指導教官の不安を買うことになり、1週間で簡単なプログラム(フィボナッチ数を求めるプログラム)を動かせなかったらteamに強制介入されることになりました。

こうなると班長の意欲は最高潮に達し、徹夜でコードを書いて眠い僕を叩き起してデバッグさせるという素晴らしいプロジェクトマネージメント能力を遺憾なく発揮させつつ、自身も1日中ハードウェアのテストコードを機械語で書き続ける(その時点ではアセンブラがなかったので)という偉業(?)を成し遂げました。結果、2日でフィボナッチ数を求めるプログラムがハードウェア上で動くように。2ndアーキテクチャの開発が認められるようになります。

ここで試験期間につき一時活動を停止(試験の記事も誰かが書いてくれるかもしれません)。開発は試験後に持ち越され、注目はハードウェアから2ndアーキテクチャ用のコンパイラにしばらく移ることになりました。(cpu実験最後の3ヶ月 その2へ続く)

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